やりたいことだけやって人生を良くする わがままリスト 山岸洋一
人間は意志力が弱く、目標を適切に設定出来ない
生き物であることを前提として本書は書かれています。
やりたい事が分からなくて悩む人がとても増え
ている。ある理由から、現代人は夢を実現させる
ためのパワーが低下しているのだそうです。
「わがままリスト」とは自分のやりたいこと、
取るに足りないことなどをノートやスマホなど
に100個くらい書き出したリストのことです。
そのリストを「今すぐの夢」と「いつかの夢」
に仕分けする。そして今すぐの夢は放置しない
で実行することがとても大切なんだそうです。
例えば気になっていた映画を観に行く、カフェ
に行くなど。
すぐやれることをしない状態を「夢づまり」と
言うようです。「今すぐの夢」を実現させていく
だけで夢づまりは解消されていき、人生が動き
始めるのだそうです。
人生が動き始めると、もう一人の自分からイタズラ
を仕掛けられるようになるそうです。人間の無意識
の領域「潜在意識」、そしてさらに隠れている
「集合的無意識」がもう一人の自分です。
著者は脳内プログラムの集合体と呼んでいます。
人間にとって環境の変化とは危険を意味します。
もう一人の自分にとってのご主人様である自分が
危険な目にあわないよう内面からメッセージを送ります。
こんなにお金を使って大丈夫かな・・・
勉強に時間を使ったほうがいいんじゃないかな・・・
妙に感情がザワザワしたり、他人を見て不安になったり、
多かれ少なかれ、みんなこのような感情に襲われる。
このようなイタズラを仕掛けれれることを前提
にしておき、あまりシリアスに捉えないほうが
良いそうです。すべてを知ったうえで「今すぐの夢」
を実現させるスケジューリングをしていく。
しばらくやりたいことをやり続けていると、
もう一人の自分は、どうやらご主人様は本気らしい
ずっと続けているし安全なのではないか。
だったらご主人様の夢を早く実現させて
あげたほうが良いのではないか。
もう一人の自分の働きが真逆になってくる。
これがモードチェンジだそうです。迷いなく自分が
取り組むことに、集中できるようになるようです。
わがままリストを続けて、夢づまりを解消して
いくと、「いつかの夢」が、いつの間に近付いて
くる。本当に自分が叶えたい夢が見えてくるよう
になるそうです。人生は究極の正のスパイラルに
なっていくのだとか。
わがままリストを書いて今を楽しむこと。
それが未来を楽しくする方法なのだそうです。
|