世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 八木仁平

「やりたいこと」探しには公式があるのだそうです。

著者はこれを「自己理解メソッド」と呼んでいます。

 

「やりたいこと」がない人がいるのではなく、

「やりたいこと」の正しい見つけ方を知らない人

がいるだけだと。

 

やりたいことが分からないのは選択肢が多すぎるから。

無数にある選択肢を自分のフィルターに通すだけで、

ほんのいくつかに絞ることができる。

 

自分の判断基準を外側にある「他人軸」

に頼るのではなく、内側にある「自分軸」

に切り替える必要があるのだそうです。

 

自己理解でやることは3つ。

①大事なこと(価値観)を見つける。

②得意なこと(才能)を見つける。

③好きなこと(情熱)を見つける。

この3つが明確ならば、それらを組み合わせた

本当にやりたいことと、その実現手段は見えてくる。

 

■大事なこと(価値観)とは。

ビジョンのこと。人生の方向性、仕事の目的、

自分がこう生きたいという人生の目標。

このために自分は生きているんだ!と心から思える

価値観を見つけるワークがあります。

 

■得意なこと(才能)とは。

成果を出すために使える無意識な

思考・感情・行動パターン が得意なことの定義です。

簡単にいうと「クセ」のようなものが得意なことです。

無意識にやっていることなので気づくのが難しい。

 

得意なことをやらないのは、ずっと利き手を使わず

生活するようなものです。いくら利き手と反対の手で

頑張っても利き手を使ってる人にかなうはずがない。

 

■好きなこと(情熱)とは。

自分が興味を感じてこれに関わっていたい

情熱をそそられる分野のことを好きなことと呼びます。

 

お金を払ってでも学びたいこと。

お金を払ってでも体験したいこと。

自然と興味がわいてしまうこと。

 

◆まとめ

無意識な制限、〜するべきという思い込み、

多すぎる選択肢、といったことに翻弄されて

本当にやりたいことは見つかりずらいもの。

 

大事なこと、得意なこと、好きなことの3つを

スラスラと言える人は少ないのではないでしょうか。

 

本書の最後に、それらを簡単に見つけるワークが

ありますので、まずはそれをやってみたいと思います。