できないのはあなたのせいじゃない 勝間和代
誰もがブレインロックされている。
自分の才能、収入はこんなもの。
たくさん働くのは良いことだ。
労働時間をかけることで稼げる。
といった考えはないだろうか。
親、学校、会社、などから社会的に受ける洗脳で、
このような考え方を当たり前と思ってしまうようです。
この洗脳から逃れることは、基本的に困難である。
無意識に脳にすりこまれて、自分で枠を決めてしまう。
これがブレインロックです。
これが常識、こうあるべきだ。
大概の事はもう知っていると考える「万能感」もそうです。
現状維持が一番楽です。
脳は楽したいのかデフォルトなのだそうです。
今が一番良いと考えてしまう「現状維持バイアス」
によりブレインロックは解除するのが難しくなっている。
●なぜ現状維持は良くないのか。
世の中は常に変化し続けている。
進化しないこと、変化しないことを選ぶことは、
大きなリスクである。
自分の意思で物事を判断、選択していくこと。
流されるままでは、気がついたら取り残されてしまう。
●どうすればロックを解除できるか。
ロックをかけてくる相手と距離をとること。
テレビのニュースは基本ネガティブな情報
しか流さないので極力見ないこと。
実際、世の中はどんどん進化して
良くなっているのだか、ニュースだけを見て
いると悪くなっているようにしか思えない。
世の中知らないことだらけと認識すること。
その上で、たくさん読書をする。
いろんな人の話を聞く。
自分の常識の枠から外に
連れ出してもらうことができる。
とにかく沢山のインプットをすること。
量は質を凌駕するのだそうです。
社会的洗脳から完全に逃れることは難しいので、
常に新しい情報を入れて、脳をアップデートしていくこと。
新たな情報で、目からウロコが落ちた!
腹落ちした!と感じたときは、
ブレインロックの解除のチャンスです。
大きな変化は誰でも怖いものです。
少しずつステップを踏んで
チャレンジするのが良い。
不安であれば、いつでも元の状態に
戻れるようにしておく。
毎日、0.2パーセントを目安とした改善に
取り組む。変化を選んだ人は、結果的に
幸せを感じることが多いのだそうです。
●本書を読んで、私自身が取り組んでみたいと思ったこと。
私は同じ会社に約30年勤めております。
本書によると、ひとつの企業や場所に留まることを
最上とする働き方は非常に危険であるそうです。
常に起業を念頭に働くこと。
有事の際はBプラン、Cプランに移行できる
ようにしておく。転職はしなくても、
自分の市場価値を知る機会として、
転職エージェントに登録しておきたいと思います。
読書は大好きなので、更に続けて常に知識の
アップデートをしていきたいと思いました。
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