FIRE 最強の早期リタイア術 クリスティー・シェン
著者は貧しい幼少期を過ごし、
31才でミリオネアになり仕事を辞めたそうです。
ミリオネアになるまでの過程が書かれていました。
それは再現性のある方法でとても参考になりました。
収入、貯蓄、投資のどれかが卓越している人が
ミリオネアになれるのだとか。
この中で、一般的な生活を送っている人
ができるのは貯蓄です。
執拗に支出を抑えて財産を築く人を
オプティマイザーと呼ぶようです。
オプティマイザーのやり方は、
数学的に再現性が高い。
著者もオプティマイザータイプであったそうです。
FIREの定義は経済的自立を手に入れて、
リタイアすること。しかし実際はリタイア
したままの人はあまりいないようです。
経済的に自立できると、収入に縛れることなく、
やりたいことを選択できるし、やりたいことに
挑戦できるのが最大のメリットです。
しかしFIREまでの道のりは、人にもよると思うが、
ある程度の資産が出来るまでは大変だと思う。
アリとキリギリスで言えば、まさしくアリです。
キリギリスのように遊んで暮らすことを夢見て、
毎日必死に働いて節約して投資をする
生活なのではないでしょうか。
(これは私の私感ですが・・・)
途中で、身体を悪くしてしまったら
どうなんだろと思う。
FIREではなく、セミFIREぐらいなら
毎日を楽しみながら、なんとか出来そう。
本書で学んだことですが、投資では
鉄則を守ることがとても重要です。
よく言われていることですが
株式投資は個別銘柄ではなく投資信託にする。
手数料が安いインデックファンドを選択することです。
また株式+債権の組み合わせで、
その時に適したポートフォリオを組む。
このあたりは、本書に詳しく書かれているので
読んでいただきたい。
投資信託での鉄則は、
暴落時に手放さない。むしろ買い増す。
売ってもよいのは上昇しているときだけ。
本書でポートフォリオのリバランスの意味がわかった。
株価が下降する→ポートフォリオの割合が小さくなる
→買って元にもどす。→自然に安い時に購入できる。
FIRE後の生活を維持するための
バックアッププランも、本書には書かれています。
これも本書を読んでいただきたい。
その中のひとつ、4パーセントルールについて。
ポートフォリオの4パーセント資金で
1年間の生活費をすれば貯蓄が30年以上
持続する可能性が95%なのだそうです。
年間の生活費に25をかけると
目標とするポートフォリオの規模がわかるそうです。
例えばですが、生活費30万円だった場合は
30万円 x 12か月 x 25 = 9,000万円
9,000万円が目標とするポートフォリオです。
4%ルールで計算すると、1か月30万円になる。
9,000万円 x 4% / 12か月 = 30万円
私は50代です。収入は一般的だと思っています。
本書を参考に支出の見直し、投資ポートフォリオ見直し
を行いセミリタイアを目指したい。
いまから副業も視野に入れ活動する。
健康的に生きるため定年後も働くことを前提とするが、
収入に縛られずに、やる事を選びたい。
著者のように旅行もたくさん楽しみたい。
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