集中力がすべてを解決する 樺沢紫苑

著者は若い頃「仕事に忙殺され、

酒浸りの不健康な勤務医」であったそうです。

 

その著者が、絶好調の今にいたるまでに

実践してきたことをまとめたのが本書になります。

 

集中することが難しい世の中。

とくに悪魔の誘惑を仕掛けてくる

スマホが代表的です。

 

仕事における集中力とは

「ここにとどまる力」であり

「誘惑をはねのける力」のことです。

 

仕事とは情報や指示をINPUTし、

成果物をOUTPUTすることである。

 

仕事の流れ。

INPUT→思考→整理→OUTPUT

 

集中力が絶好調の境地である「ゾーン」とは、

INPUTからOUTPUTまでの流れが留まることなく、

スムーズに流れる状態のこと。

 

集中力が高い=効率的に仕事ができる

 

どのようにしたら集中力を高められるのか。

まず基本的なことですが、

身体のコンディションを整えることです。

 

特に脳の疲労回復、脳内の整理、

脳内を散らかさないといった

脳に関することが重要です。

 

しかし自分がどのようなコンディションであるか、

自覚できる人、自己洞察力のある人は少ない。

 

自己洞察力とは、言い換えると自分のコンディションを

モニタリングする能力ことです。

内省と言うほうが一般的なのかもしれません。

 

集中力が低下する、3つの原因

「1日のリズムと疲れ」

「脳疲労とストレス」

「ワーキングメモリの低下」

に気が付くようになるため、

自己洞察力を高める必要がある。

 

ポジティブな3行日記を毎日書く、

ポジティブな日記をXで

毎日発信するといったことで、

自分はどんな状態であるか把握できる。

自己洞察力を高める一つの方法だそうです。

 

絶好調のコンディションを100点とした場合、

今日のコンディションは何点であるか?

と考えてみることも自己洞察力を高める

良い方法なのだそうです。

 

仕事に集中し、効率よく完了させ、早く帰る。

仕事だけでなく遊びも楽しみたい。

そのために、本書を参考にして以下のことを実践したい。

 

●認知的不協和を利用する。

紙に書いてあることと、今の自分の状況に乖離があると、

矛盾しているので気持ちが悪い状態となる。

この状態を脱出するには、書いたことをやるしかない。

 

●午前中に重要な仕事をする。

緊急じゃない重要な仕事が後回しになってしまう。

午前中に雑務を片付けてスッキリした状態で、

時間が確保できたら… 取り組んでいた。

しかし、その状態を作るのはなかなか難しい。

重要な仕事は集中力がある

午前中に取り組むようにしてみる。

 

●Xに毎日ポジティブ投稿をする。

自分が感じていることを言語化することで

自己洞察力をアップさせる。

日々、Xにポジティブ発言や

読書感想を発信していこうと思います。