サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 三戸政和

50代になった私は定年退職後の

過ごし方を模索しています。

 

よく人生100年時代になったと言われています。

65歳で定年退職する前に、

あらたな収入源を作っておきたい。

 

どうせなら面白いこと、

自分の得意なことで社会に貢献したい。

副業や投資などあるが、本書の「個人M&A」で

資本家になるという提案も、

一つの方法として参考にしたい。

 

資本家になるには、起業という選択肢があるが、

起業は思っている以上に

超ハードモードなのだそうです。

 

すでに、ある程度仕組みが出来ている会社を買う、

「個人M&A」を本書では提案しています。

 

「千三つ」という言葉があります。

新たに起業した1000社のうち、

上場できるのは3社しかない。

大きく成功できるのはわずか

0.3%という意味なのだそうです。

 

そのような厳しい競争に勝ち抜いたのが、

大手企業です。

大企業に勤めているサラリーマンで、

さらに管理職でマネジメントをしているなら

高度なOJTを受けている。

洗練された「勝利のマネジメントモデル」

を経験しているのだとか。

 

中小企業は最新の業務管理システムが

導入されているところは少ない。

ずさんなマネジメントで業務を

遂行しているところも多いのだとか。

 

また、オーナーの高齢化による後継者問題を

抱えている中小企業は、少なめに見積もっても

100万社はあるそう。

そこで大手企業でマネジメントを経験した人が、

中小企業を買いオーナーになる。

 

大手企業では当たり前であった方法で

業務効率を改善して、利益率を上げることが

できるのだとか。

 

個人M&Aの一つの例です。

50代〜

①2年後の買収を前提とし役員になる。

②業務課題の洗い出し。

③業務効率の改善。

④信頼関係の構築。

⑤問題が無いことを確認する。

60代〜

⑥買収してオーナー(後継者)になる。

⑥利益改善をしていく。

70代〜

⑦会社を引退するときに売却する。

 

この場合、2つの大きな収入があります。

役員報酬と会社の売却利益です。

一つの選択肢としてとても参考になりました。

 

普段の業務が武器になることが知れて良かった。

課員のマネジメント、効率改善、といった

通常業務を大切にしたいと思いました。

財務諸表も見れるようしておきたい。

 

本書の会計編もあるそうなので、

それも今後参考にしたい。