記憶脳 樺沢紫苑
暗記はとにかく覚えるイメージを連想する。
若いときは新しい事もどんどん覚えられた気がする。
私はいま50代です。
数ヶ月前に国家試験を受験しました。
学科と実技がありました。
似たような記号がたくさん出てきて
覚えるのに大変苦労しました。
自己採点で学科は落ちたと思います。
この本がもう少し早く出版されていれば…
本書でいう記憶力とは
暗記力のことではありません。
暗記をしなくても覚えてしまう、
脳の仕組みを利用した記憶術です。
「意味記憶」は覚えにくく忘れやすい。
言い換えると丸暗記です。
脳に詰め込み、とにかく覚える方式では、
記憶に定着させるのは大変です。
「エピソード記憶」は覚えやすく忘れにくい。
言い換えると理解すること。
記憶すべき内容の中身をしっかり理解すれば、
意味記憶もエピソード記憶に変換できるのだそうです。
これを本書ではストーリー化と呼んでます。
いかに意味記憶をストーリー化するか。
その方法ついて本書では詳しく書かれています。
インプットで理解と整理をする。
その情報を脳から棚卸して、書く、喋る、まとめる、
SNSへ投稿などのアウトプットをする。
使う回数が多いと、重要な情報として
脳に認識され記憶に定着する。
自分の感想、体験、気づきも加わえると、
情報がストーリー化され、
さらに記憶に定着するのだそうです。
脳の仕組みを理解し、
覚えてしまう記憶術を使い、
試験に再チャレンジしたい。
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