ニッポン社会のほんとの正体 投資とお金と未来 堀江貴文
習慣や伝統などは、あまり深く考えずに受け入れる
ことが多いと思う。メディアやSNSから発せられる
情報もある程度は信用する。
でも本当にそれで良いのか?受動的な姿勢では真実
には近づけない。能動的に情報を集めて、判断基準
を増やすことが大切だと思う。
本書はニッポン社会の本当の姿を、著者の視点で投
資、お金、教育、未来などについてわかりやすく書
いている。
日本は給料は上がらないし、少子高齢化も拍車がか
かり、今後の成長はあまり見込めない。そのような
イメージがあると思う。
日本はこれから復活する可能性が十分にあるという
のが著者の考えである。技術、経験、知力、人材、
どれをとっても日本企業は優れている。ポテンシャ
ルはあるが、それを発揮できないのが現状。
大企業が目先の自己利益ばかり追い、企業価値の向
上を遠ざけてきた。しかし今その暗黒時代は終わり
を迎えようとしている。株主軽視からの脱却、投資
家ファーストに変革しようとしている。
日本は株価が30年ほぼ成長していない。成長余地、
伸びしろが見込める。日本企業のポテンシャルに対
し、株価は割安である。投資先として日本企業の株
は期待できる。
このように背景を把握した上での判断か必要である。
そうしないと本当の姿は見えてこない。 本書では広
い範囲でその背景を知ることができる。自分自身のこ
れからの判断基準として、とても参考になりました。
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