老いては「好き」にしたがえ! 片岡鶴太郎

著者の鶴太郎さんは、いろんな事にチャレンジして

いるイメージがあります。ボクサー、絵画、役者、

ヨガ、ファッション、三線など、多彩な仕事や趣味

を持っていられます。

 

わが道を行き、人生を思いっきり楽しんでいるよう

に見えます。なぜ、そのような生き方が出来るのか

?やはり才能なのでしょうか?それには鶴太郎さん

なりの秘訣がありました。

 

普段の生活の中で、何かに対して、少しでも興味を

持ったら。自分の心が少しでも動いたら。それを忘

れてしまわないよう、逃がしてしまわないよう、す

ぐにやってみる。これを鶴太郎さんは種まきと表現

しています。すかさず毎日毎日水をやり、育てて発

芽させるのです。

 

生まれ持った才能やセンスのあるなしなんて、やっ

てみないとわかりません。その世界に入って初めて、

自分のことがわかるのです。好きなことをまずは始

めてみるしかない。

 

人それぞれ持ち味がある。才能がないと嘆くより、

自分のいいところを磨く。センスなんていらない。

上達は反復あるのみ。地道な反復を毎日できるかど

うか。毎日の反復練習に、夢や希望を持って明るく

取り組むことが大切です。

 

挫折しそうな時も、自分が決めたことと踏ん張って

反復する。毎日毎日続ける。すると、いつの日か必

ず神様からギフトが届きます。上達した証をくれる。

それが何よりの楽しみなのだそうです。

 

「今日の自分いちばん」

と思ってカッコよく、楽しく、生きたい。

それが鶴太郎さんの生き方のようです。

 

会者定離 えしゃじょうり

「会う者は必ず離れる定め」出会った者とはいつか

別れがあるもの。誰もが死する命を持っている。自

分も突然死んでしまうかもしれないという覚悟をす

る。今日死んでも後悔のないように、毎朝「今日を

過去最高の一日にします」と声に出して宣言する。

 

これまで仕事中心の生活の中で、無意識に興味のア

ンテナを切っていた人は多いと思います。それでは

人生もったいないですね。アンテナを張り巡らせて

みて周囲を見回してみると、今まで見落としていた

ものに気が付くかもしれません。

 

年齢を重ねると、心を動かされる対象が変わってき

ます。いままで何とも思わなかった事が、ふとした

時に気になったりする。年齢とともに心の豊かさが

増すと、物事の見え方が変わってくるのだと思う。

 

ちょっと気になることがあれば、すぐにやってみる。

面白いようであれば毎日毎日、反復練習する。これ

が新しいことにチャレンジし、毎日を楽しむ秘訣な

のだと思いました。

 

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