脳を最適化すれば能力は2倍になる 樺沢紫苑
自分の仕事で顧客や、同僚や、会社に貢献したい。
やりがいを感じながら成長もしたい。
かといって、仕事メインの生活は嫌です。
遊ぶ、休むことも同じくらい重要です。
生きている時間を、
仕事メインにしないために残業しない。
定時で目標を達成する
仕事のやり方を習得したい。
脳を最適化し能力が2倍になれば
可能になるのではないか・・・
本書では脳の機能を十二分に引き出す、
脳の仕組みにかなった仕事術を紹介しています。
脳内物質という視点から、
俯瞰的に 脳の仕組みや機能を説明しています。
下記が代表的な7つの脳内物質となります。
モチベーションや働き方を変える、
奇跡の物質なのだそうです。
●ドーパミン(幸福物質)
●ノルアドレナリン(闘争、逃走)
●アドレナリン(興奮物質)
●セロトニン(癒しの物質)
●メラトニン(睡眠物質)
●アセチルコリン(記憶と学習)
●エンドルフィン(脳内麻薬)
脳内物質はどれも重要です。
どれか一つでも不足したり、
過剰になったりすると
メンタルや体調が不調になる。
バランスが取れている状態が良い。
そのためには生活習慣を整えること。
睡眠、運動、朝散歩、食事がとても大切です。
これが脳の機能を十二分に生かすための基礎です。
脳内物質の分泌には、原料が必要です。
バランス良くしっかりと通常の食事をとれば、
基本的に問題ない。
ナッツは比較的どの脳内物質の
原料にもなる優れた食材らしい。
間食にナッツをとる習慣を続けようと思いました。
実は仕事術よりも、生活習慣を整えること自体が
ものすごく大切であったりします。
整っていれば自然に、
脳は本領を発揮してくれるからです。
そのうえで脳の仕組みを生かした
仕事術を取り入れる。
脳の仕組みと仕事への活かし方で、
気づいたことや、実践してみたいことを
まとめてみました。
セロトニンやドーパミンが優位な午前中は、
高い集中力を要求される
「論理的な作業」が向いている。
やる気は出なくても、
まずは仕事に取り掛かってみる。
自然にアセチルコリンが分泌され、
どんどん気分が乗ってくる。
脳はチャレンジを好む。
仕事ではちょい難な目標を設定すること。
チャレンジして達成することができれば
ドーパミンが分泌され幸福になる。
またチャレンジしたいという
モチベーションになる。
目標のない満足した生活では、
ドーパミンは分泌されず幸福感を得れない。
モチベーションもあがらない。
適度なストレスは、
適度なノルアドレナリンを分泌し
ワーキングメモリを活性化し頭の回転を高める。
昼食後は昼寝をする。
シータ波が出てアセチルコリンが分泌される。
脳が疲れている午後は論理的な縛りが緩くなり、
思いがけない発想ができるのだとか。
午後はアセチルコリンが分泌されやすくなる。
ひらめきや斬新な発想などは
アセチルコリンが活躍する。
「創造的な作業」は午後に重点をおく。
同じ仕事も、何となくやるか、
喜んでやるかで結果が変わってくる。
感謝の気持ちとともに仕事をすれば、
エンドルフィン(脳内麻薬)や、
ドーパミン(幸福物質)が分泌される。
人に感謝する。人の役に立つ。
人に貢献する。人に感謝される。
その瞬間にエンドルフィンと
ドーパミンが分泌され幸福感を感じれる。
「感謝」は最高の成功法則なのだそうです。
能力が2倍になれば、より仕事ができて
人に貢献できると思っていた。
どうやら人に貢献しようと思って仕事をすれば、
自然と能力が上がっていくようです。
まとめると、
まずは生活習慣を整えることに重点をおく。
脳がしっかり働く状態を作る。
脳の機能にかなった仕事術を取り入れて
人に貢献する。人の役に立つ。
そして幸福感を得る。モチベーションが上がる。
脳を最適化して能力をあげることは、
幸福のスパイラルに入ること
ではないかと感じました。
おわり。
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