はじめて講師を頼まれたら読む本 大谷 由里子

講師をする機会があるのであれば

読んだほうが良いとオススメされた

のが本書になります。

 

著者である大谷由里子さんが、

講師または講師予備軍に向けて

「講師のバイブル」となるように書かれたようです。

 

講師を引き受けると

「自分の経験が世の中のためになることを実感できる」

「自分自身を振返り棚卸しができる」などの

メリットがあるのだとか。

 

私は、台本作りの章が非常に参考になりました。

90分の講演をするためには、5分のネタを

沢山作りこんでおくのが良いそうです。

それを組み合せて話せば、

時間変更にも柔軟に対応可能です。

 

5分ネタを作るためには、いろんな方法があるようです。

自分年表を作る。自分の体験談を洗い出す。

失敗経験、不幸な経験もネタになる。

経験や事例が、5分ネタのベースになる。

 

普段感じたこと、気付いたことなどは

ネタ帳に書き込むクセをつける。

「グチ」と「批判」は、

それだけでなく「気づき」に落とし込んでおく。

 

こうして欲しいといった「メッセージ」だけだと

説教になるので、「事例」と「スキル」をセットにする。

 

成功体験は「スキル」に落とし込む。

人は「離陸の瞬間」に興味がある。

「気付いた瞬間」や「すぐにできそうなこと」

として落とし込む。

 

それぞれの5分ネタは「起承転結」形式

にすると伝わりやすいそうです。

 

■まとめ

自分の経験が世の中のために、誰かのためになれば、

とても嬉しいことだと思います。伝えること、

講師をすることは社会への恩返しなのだと思います。

 

しかし相手に伝える技術がないと、伝わらない。

「伝える」から「伝わる」ほうに

意識を変える必要があります。

 

その為の考え方、メソッドが

わかりやすく本書には書かれておりました。