社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門 駒崎 弘樹

ソーシャルビジネスとは何かを知りたい。

50代になった私が、第二の人生を視野に入れ、

起業に関するヒントを得たいと思い

本書を手に取りました。

 

本書には、ソーシャルビジネスの仕組み作り、

事業の立ち上げ方、運営方法など、

著者が現場で経験した軌跡とその教訓が

書かれていました。

 

本書では、

NPO=ソーシャルビジネスとしています。

NPOとは、「Non Profit Organization」

非営利組織のこと。

 

ソーシャルビジネスとは、

「社会的課題の解決を目指す事業」のこと。

 

例えば、行政の手が回らない部分について、

そこに課題があることをしっかりとアピールするが、

まずは自分たちで何とかする。

1人ひとりが「社会を支える」ようになること。

お役所任せにしないこと。

 

ボランティアなどもそうであるが、

それを継続していく場合、事業化が必要となる。

 

NPOは非営利団体ではあるが、

継続的に社会問題を解決していくために、

利益を得ることが必要になってくる。

 

課題を解決するアイデア出し、

チームを管理する方法、

事業を継続していくための方策は、

サラリーマンである私にも、

非常に参考になる実用的なものでした。

 

例えばある社会問題に対して、

何故そうなるのかを繰り返し考える。

そして「どうすれ解決できるか」を繰り返す。

問題を解決できる前提で考え抜く。

 

チーム管理方法の一部ではあるが、

現場に放り込むだけの「放置OJT」

はNGであるなど。

 

情報発信、ウェブはもっとも低コストで

働いてくれる営業マンであるなど。

 

本書で、NPOやソーシャルビジネスについて、

ある程度の理解ができました。

第二の人生については模索中であるが、

社会的な課題を解決していくという、

選択肢が増えたと思います。